ハリー・ベラフォンテ

Posted by Someone on December 9, 2009  •  Comments (0)

ハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte、1927年3月1日 - )は、アメリカ合衆国の歌手、俳優、社会活動家。『バナナ・ボート』などのヒット曲や『ウィ・アー・ザ・ワールド』を送りだした『USAフォー・アフリカ』の提唱者として知られる。

来歴・人物

「バナナ・ボート」

ニューヨーク市ハーレム生まれのジャマイカ系黒人である。1956年に『バナナ・ボート』が世界的な大ヒットとなり、アルバム『カリプソ』も当時としては珍しいミリオンセラーを記録し、一躍スターとなった。

『バナナ・ボート』はトリニダードの労働者がバナナを船に積み込むときに歌う労働歌を元に作られた曲で、「デーオ、イデデ、イデデ、イデデ…」という掛け声が特徴的(本当は"Day oh,It's a day,It's a day・・・"である)。この掛け声の語感のコミカルさから、日本でも浜村美智子や江利チエミのカバーバージョンがヒットした。またその後も『マティルダ』や『ダニー・ボーイ』などの世界的なヒット曲を連発した。

社会活動

またベラフォンテは自身のテレビ番組のプロデューサーとして、1960年に黒人では初めてエミー賞を受賞した。以降は財団を設立して黒人の地位向上のために力を注ぎ、公民権運動に積極的に関わるなど、音楽よりも社会活動家として活躍するようになる。

1985年には「USAフォー・アフリカ」の提唱者として、アフリカの飢餓救済のために、マイケル・ジャクソンやブルース・スプリングスティーン、スティービー・ワンダーやシンディ・ローパーなどのアメリカのスーパースターたちを集結させた。

反体制的な過激な発言で物議をかもすことがたびたびあった。かつてはマッカーシズムによる赤狩りに巻き込まれ、「ハリウッド・ブラックリスト」に名前を連ねる事にもなった。最近ではジョージ・ウォーカー・ブッシュ政権の黒人閣僚であるコリン・パウエルやコンドリーザ・ライスのことを「白人の主人に媚びる奴隷」と痛烈に批判。また2006年には反米色を強めるベネズエラのウゴ・チャベス大統領のもとに訪問し、「世界中にいかなる暴君がいようともブッシュこそ最大のテロリストだ」と暴言をはいて大きな反響を呼んでいる。

俳優

一方、俳優としても活躍し、多くの作品に出演している。2006年には、エミリオ・エステヴェス監督の映画『ボビー』で、老いに悩むホテルの元ドアマンを演じた。ちなみに、この作品で重要な意味合いを持つキング牧師とは個人的にも親交があった。

主なヒット曲

  • 「バナナ・ボート」
  • 「マティルダ」
  • 「ダニー・ボーイ」
  • 「ママ・ルック・ア・ブーブー」
  • 「恋のベネズエラ」
  • 「We are the world」
  • 「ハヴァナギラ」

主な出演作品

  • 『ブラック・ライダー』(1971年)
  • 『プレタポルテ』(1994年)
  • 『カンザス・シティ』(1996年)
  • 『ボビー』(2006年)